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怒りの葡萄のesのネタバレレビュー・内容・結末

怒りの葡萄(1940年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

カメラワークが見事でどのシーンも目を奪われる。今の時代に観ても時代遅れとは思わせないロードムービー。
時代は違えど残念なことに社会構造は今もあまり変わらない。
見えない支配者、搾取する者、同情したり無関心な一般階級、現状に疑問を呈し抵抗する者、生活に苦しみ目先の利益にしか考えがいかない貧困者。
仕事を求めて新天地へと旅する一家の苦難を描きながら、ここまで見事に社会構造を描く本はやっぱり素晴らしい。そしてこの完成度の高い原作小説の良さを損ねる事なく、映像作品として効果的に映し出している。
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