やんなる

オルカのやんなるのレビュー・感想・評価

オルカ(1977年製作の映画)
2.5

シャチ生け捕りにして水族館に売ろうとしたけど、お腹に赤ちゃんがいるメスを誤って殺してしまう。すると夫のオスシャチが復讐の鬼と化して執拗に追いかけてくる。

というお話。

個人的なことですが、自分はシャチが苦手で潜在的に恐怖心を覚えるし、よく水族館で触れたりするやつあるけど、気持ち悪いしこわすぎて絶対に無理!って思ってしまう。

なんでかって聞かれるけどわからん。みんなが可愛いって言うのがむしろ理解できない。

ただ、サメは好き。

というわけで、苦手克服じゃないけど、敵を知るという意味も含めて今回鑑賞に至った。


でもまぁとにかく古い映画だし、ああーどうせジョーズに影響された勢いで作ったんだな感が満載。(後で調べたらジョーズの二年後なので確実)ツッコミどころも満載。


サメがいるところに潜ってるやつを叱ろうとしたらめっちゃ美人だったから黙るオヤジ

まだ何も起きてないのにボートから落っこちてサメに喰われそうになるケンさん

部屋入ってから電気消す謎のシーン(なら最初からつけてなくてよかったのでは?)

見間違いじゃなきゃ赤ちゃんの死体で攻撃してくるシャチ

散々やいのやいのはやし立てたやつらがいざ戦うとなるとやめろ!とか言い出す

シャチがジャンプする全く同じシーンを背景を変えて切り貼りして五、六回つかう

などなど。一人で突っ込みながら見ると趣がある。

どれもこれもこの時代に本気で作ってるから狙ってふざけてるわけじゃないのが愛おしい。

ただ肝心の決戦が、シャチに誘導されて氷山とかある寒いとこまで連れてかれたのち、序盤からずっと同じようにやられてきた頭突きで船が倒れて…という天丼。

まぁ誰も見ないと思うけど、オチは伏せますが、結構死ぬ。関係ないやつが関係ないとこで死にがち。

それでシャチへの恐怖心を乗り越えたかというと、答えはNOである。

復讐心に燃えるシャチの目を写すシーンが何度かあるのですが、ほんとにこわい。

このシーンで思い出したのですが、小さい頃ビデオでピノキオの人形劇?を見たときクジラを怖がって泣いていました。

うーんどうもクジラ系列が苦手なのかもしれん。


でもサメは大好き。
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