tanztod

まなざしの長さをはかって/正しい距離のtanztodのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

風変りなタイトルだが直訳すると「正しい距離」

村に赴任してきた美人先生と異邦人の恋物語と思いきや、サスペンス、または先生への微妙な感情を持ち続ける新聞記者の成長物語にも見えた。
 
劇中の台詞「正しい距離の規則」が、物語全般のテーマにもなっていて、
先生は閉鎖的な村で生活するには目立ちすぎ、結果悲劇に見舞われた様にも思える。

移民問題はよく解らないがハッサンは自らの境遇に諦観してたのかもしれない。自己主張の無さに結構イライラして観てましたが^^;
 
パーティーの最中、どこに向かうのか一人船で毅然と佇む老先生の構図が素晴らしく映画的で印象に残った。
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