このレビューはネタバレを含みます
ラストのメインエベント前のスピーチ、プロレスラーとしての矜持に感動した。
この作品はプロレスの内部まで見せてくれて興味深かった。
ヒーローと悪役が分かれていてもそれは運命共同体、彼らはプロ意識の塊やね。
ケガをせずに相手の技をわざと受け(ボクシングと正反対!)観客を満足させないといけない。
控室はステロイドや痛み止め合成麻薬が散乱してたが、それ以上にリング内は中毒になるのかもしれない。
現実にも引退を繰り返しながら現役でいるレスラーが多いのもわかる気がする。
とはいえやはり気になるのが彼のその後・・・
子供に飽きられる古臭いゲーム、ガラガラのサイン会が切なかった・・・
メインの相手のアラブ系レスラーが引退して他業種で成功してるのが妙に納得。
気遣いがあるから、悪役も他の仕事もできるのかもね。
追記
キャシディには最後の必殺技、見ててほしかったな。
体を気遣っての言葉だけには思えなかったが・・・
映画的には成就できなかっという事やね。