Clara

苺とチョコレートのClaraのレビュー・感想・評価

苺とチョコレート(1993年製作の映画)
3.4
ラテン!ラテン!ラテン!にて鑑賞。可愛らしい邦題とは合わない内容でしょう…と思っていたけど、ダビドとディエゴを比喩的に表現しているのね。素敵なタイトルだわ。

キューバ革命後が舞台。社会主義バンザイな思考のダビドと、外国にある"自由"を知っていて、普通じゃないとされる同性愛者であるディエゴが出会う。少しずつ自分の知っているのとは違う世界の魅力を知り、変わっていくダビドがどんどんイキイキしていく様子は、多様性を受け入れることの意義を示しているように思えた。
相反する2人に深い友情が芽生えるには多くの衝突があったり、時間がかかるかもしれないが、実現すると妙に美しく見える。ラストはまさにこれを感じる素敵なシーンだった。
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