ピンクマン

男たちの挽歌のピンクマンのレビュー・感想・評価

男たちの挽歌(1986年製作の映画)
4.6
香港ノワール&ヤクザ映画の最高傑作。
自分のような普通の人間には、銃を使って命のやり取りをする世界なんてまっぴらで、普通が一番。平凡が一番。しかし…不思議なもので男はそのようなヤクザ者の生き様に感情が動かされることがある。かっこよさや渋さ…それらを感じてしまう時がある。そして、ハートが熱くなるときがある。「男たちの挽歌」この作品は、理屈ではなくハートで観る作品。男たちの、友情の絆の熱さ。男たちの、兄弟の絆の熱さ。男たちの、生き様の熱さ。ストーリーはそんなに捻りも無く、どっちかというと直球勝負。だからこそなおさら熱い。熱いストーリーをさらに熱くさせてくれるのがド派手な銃撃戦。舞うようなベレッタの2丁拳銃乱れ撃ち、撃たれて吹っ飛ぶ人間、響き渡る薬莢の音。そしてユンファ。トレンチコートに2丁拳銃。人を食ったような笑み。めちゃくちゃカッコイイ。
映画のキャッチフレーズは「恥じて生きるより熱く死ね!」なんて男クサいキャッチフレーズなんだ…!どこまでも熱いどこまでも熱くなれる作品。
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