だすぷーちん

張込みのだすぷーちんのレビュー・感想・評価

張込み(1958年製作の映画)
3.7
恋に悩む警視庁刑事ユキ君、凶悪ピストル強盗殺人事件の容疑者を追って、ホシの元カノの嫁ぎ先の佐賀まで出張、ホシを待ち伏せしようとするが、クソ暑いうえに元カノに感情移入してしまい、酷い目に遭う!

     ※ ※

クソ暑い夏の夜の凶行、深川質屋強盗ピストル殺人事件!二人組の犯人の主犯格はすぐタイーホされますが、ピストルを持った共犯の男、石井の行方はようとしてわかりません。
警視庁のシモオカ刑事とユキ刑事は、石井は三年前に別れた元カノのところに、

うーうー、きっと来るー

きっと来るー、と確信して、元カノの家の向かいの旅館に張り込むことにしました。
なんせ、元カノのなまえが、サダコなので、リングのあの唄のように、きっと来るーと思ったのかもしれません。

でも、石井はなかなか来ません。
汗だくになりながら、サダコを見張るユキ君。
ユキ君は、嫁ぎ先で酷い目に遭う、サダコにいつしか惹かれていくのでした…。

しかし、石井は本当にサダコに会いに来るのでしょうか?

そういうお話なのですが、今の時代の映画からすると流石に展開がスローで、また、スクリーン全体にクラシック感の強く漂うノスタルジックミステリーなのでした。

旅館のおばちゃん、浦辺粂子‼︎,この頃は、まだ、まるまると肥え太っていますが、あの独特の話っぷりにはついつい引き込まれてしまいます。さらに高峰秀子演じるサダコの不貞乱れっぷりにも注目なのでした。
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