張込みの作品情報・感想・評価・動画配信

「張込み」に投稿された感想・評価

個人的には喋らない高峰秀子がずっと好みだ。松本清張原作×橋本忍脚本×野村芳太郎監督。“砂の器トリオ”がハズすわけがない。犯人逮捕に執念を燃やしつつも恋愛や結婚に煮え切らない若い刑事の成長譚と言っても差し支えあるまい。面白かった。
キリン

キリンの感想・評価

2.0
ほかの松本清張作品との比較をすると、ちょっと
単調な感じを受ける

まあタイトルからしてそれがメインと考えたら当然なのか

尾行中に「それ、ばれるでしょ。。。」というシーンがあるけれど
あれはいいのか。。

佐賀という土地柄、最後に出てくる電車のシーンで、自分が
北九州に住んでいた時に聞いた地名、駅名が出てくるのが
懐かしかったな

年代からしたら当然なんだけど、作品中のいろいろなところで
現在との差を感じて面白い
・九州まで鈍行
・列車内に空調はない
・列車の床に座る
・列車の中でたばこ
・道路が未舗装
挙げたらきりがないな
shino

shinoの感想・評価

3.3
昔の日本映画は風俗史でもある。
昔はこんなだったなぁとか 夏の列車に乗ると大変だっただろうなぁなどと思いながら。

刑事達はひたすら犯人を追って 東京から佐賀まで 列車に乗って汗を流しながら目的地を目指す。
佐賀に着いてからは 昔の女の元に犯人は現れるだろうと ひたすら向かいの宿から汗を流しながら張り込みをする。

3分の2は張り込みの様子なので 退屈と言えば退屈。
ラストは一気に女の元に犯人が会いに来る
一時の逢瀬。
何とも泣かせるシーンではあった。
Shino

Shinoの感想・評価

3.7
佐賀に到着するまで、『さぁ、張り込みだ!』の一言、めちゃくちゃ熱い!音楽も良かったです!!

ただそこからは只管に張り込み、タイトル通りに"張込み"。
一時間ほどは女の様子を観察と言うか、張込みと言うか、覗き見するシーンで個人的には退屈なイメージだったんですが、後半からは流石でした!
今まで数本か作品観たんですが、一番内容が大人しくラストも少し切ない様な……

自分的にはまた違った松本清張の作品を楽しめて良かったです♪
教えてくれて有り難う御座いましたー!
Taul

Taulの感想・評価

3.0
『張込み』松本清張原作、野村芳太郎監督、橋本忍脚本による刑事ドラマ。うだるような暑さの佐賀で張り込みを続ける刑事二人。地味で面白さのバランスも悪いが緊張感がある。監視される高峰秀子の微かな変化が重要なキー。

2011年4月鑑賞
文字通りの張込みで、ずっとこのシーンが続いていく印象はあるが、さだ子の人生という点では、
非常に悲しいもので見入る作品でありました。
ヒッチコックの『裏窓』を佐賀で。
あらすじは読まないでおいた方が序盤をより楽しめると思う。雨の中下駄の鼻緒が切れる場面が胸に応える。眺めの良い場所で語り合う2人を見ているとやりきれないのだった。
最後に刑事が犯人にかける優しい言葉…清々しい気分の人物が発する言葉が酷(むご)く、たじたじとなった。
じっとりと粘り腰で張込みをするのは大木実です。東映の悪役のイメージが強いので不思議な感じでした。高峰秀子が行動を起こすまでは、張込みをしながらも大木実の過去の回想が描かれるんですが、そこが絡むようで絡んでないし、まぁ対比させてる妙味はありますが、わりと長く感じてしまいました。
覗き映画。だけど趣味じゃなくて仕事だから、目に映るもの全てが怪しく感じたり、客体にバレるのかというサスペンスがあったりするのがポイントかと思えば比較的そこはスルスルと通り過ぎていき、草原で拳銃を手に走っていた。
原作は松本清張が推理小説作家として世に出るきっかけとなった作品ですが、この映画も後の松本清張原作の数多くの映像化の先駆けとなったもののひとつです。硬派なジャケット写真・タイトル・導入部ですが、それから一時間ばかりは20才も年上で先妻との間に3人の子がある銀行員の後妻に入った高峰秀子を二人の刑事が向かいの旅館の2階から監視するという何の事件もない展開になります。刑事をして“年齢より老けてみえる”ごく平凡な魅力のない高峰秀子のもとに犯人からの接触があるのか?この真夏の暑く長い張り込みの過程で主人公の若い刑事は自らの生き方と高峰秀子の安定はしていても生きがいのない生活を対象させ、次第に高峰に同情していきます。前半の高峰はアップの映像もまともな台詞もない魅力のない人妻なのですが、ラストでそれがどう変わっていくのかも見所。ジョイスの“ダブリン市民”を思わせるような人間ドラマとしても見ごたえがある出来栄えです。
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