このレビューはネタバレを含みます
1967年デトロイト、仲間とジャズシンガーを目指す黒人青年ラリー君、折角のライブで登場直前、街の騒乱が勃発仲間の一人とモーテルに避難、そこにかちこむ警官隊。悪いこと何にもしてないのに因縁をつけられて、しばかれ酷い目に遭う!
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デトロイトにあるモーテル、「アルジェモーテル」。おもちゃの銃声が響きます。
俺たちを襲ったのは誰だ!とばかりに、モーテルに性悪警官隊が押し入りそこにいた、女の子たちと黒人めんずに因縁をつけて、狼藉三昧です。このいざこざで、なんと3人の黒人めんずが性悪警官に射殺されてしまいます、酷い!
その後、性悪警官たちは裁判にかけられますが、何とみんな無罪。3人殺されて無罪!
ちなみに陪審員はオール白人だったそうで。
こういう理不尽が普通に通る社会の闇を抉り出す、ヘヴィな作品でした。
映画を観た人はみんな、性悪警官は死刑にせえ!そう言うかと思いますが、史実はそうではなかったようです。
現実には悪は滅びず、警官どもはぬけしゃあしゃあと生き延び続けたようなのでした。