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マイウェイ 12,000キロの真実のmhのレビュー・感想・評価

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韓国産のアジアンエンタメ。
帝国陸軍は頭狂ってるレベルで極悪。中盤以降に出てくるソ連軍も悪いんだけど、比較の問題でナチスドイツがいちばんマシ。
ソ連軍としてWW2ヨーロッパ東部戦線を戦ったのは、戦時捕虜だった主人公たちが処刑を免れるため仕方なくという理屈。
さらにナチスドイツ軍に加わったのは、戦時捕虜として労役に使われていてたまたまノルマンディーにいて、たまたまDデイがはじまったため銃で脅されて参加。機関銃を撃ちまくるのは「ブラザーフッド」でも見たやつ。
スナイパーが女性は、はいはいですよねーって感じ。
上映時間が残り三〇分になってようやくオダギリ(極悪)ジョーも改心する。改心した理由もチャンドンゴンがいいヤツすぎたため。
ラストのスローモーションと絶叫芸に失笑してしまった。
隠そうともしない反日プロパガンダとか、ソ連軍兵士と思われたまま誤解も解かず戦争捕虜になっているなど、最後までリアリティは売り切れたままだった。
・ノモンハン事件の映像化。
・Dデイのドイツ軍目線。
このあたりはレアなのでちょっとうれしかったけどね。
韓国でもこけたとあって、胸を撫でおろす。目の肥えた韓国シネフィルは、こんな偏った映画で満足しない。
隣のひとがイヤな顔するものを楽しむスキルは人生に必要ない。
ググると「シュリ」の監督さんか。「シュリ」は面白かったのにな。どんなものであれヘイトはあかんね。これをみればそれがよくわかる。
チャンドンゴンのファンのためにある映画で、それ以外のひとは見てはいけないヤツでした。
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