このレビューはネタバレを含みます
戦争が、どれだけ無謀な戦いの連鎖を招くのかをひたすら考えさせられる映画でした
主役がオダギリジョー とチャンドンゴンと、日韓のスターなだけに、色々な映画のイメージがついている2人の役柄を映画の中の人物として受け止めるのに少し時間がかかりましたが…
2人が戦士から捕虜へと繰り返していく中で、さまざまな思いや立場の人間と闘い、最後はやっぱり自分の国に帰ることを願う人間の本質に迫って描かれている気がしました
前半は、主人公2人の無謀な戦いの繰り返しに呆れてしまいそうなくらいでしたが、中盤からは徐々に変化が訪れます
ラストは切なすぎますが、最初から最後までしっかり見つめることでラストの感動を得られる気がします
戦争を絶対に肯定させない説得力のある映画でした