ユースケ

バイオハザード IV アフターライフのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

愛する嫁ミラ・ジョヴォヴィッチのために【バイオハザード】シリーズの立て直しに取り掛かったダメな方のアンダーソンことポール・W・S・アンダーソンの奮闘記・第一章。

とりあえず、なぜ忍者なのかは置いておいて、掴みである日本刀と手裏剣で武装した忍者ミラ・ジョヴォヴィッチ軍団がカチコミをかけるシーンはそこそこ良かったのですが、クローンはまとめて爆破し、超能力は血清で無効化するというご都合主義全開の設定リセットにげんなり。チープなCGとスローモーションの乱用も酷い。

みどころは【バイオハザード5】のクリス&シェバVSウェスカー戦を完全再現したクリス&クレアVSウェスカー戦と言いたいところですが、一番グッときてしまったのは真っ赤な小型飛行機がゾンビの群れを轢き殺して真っ赤なラインを引くシーンでした…なんかすみません。

アンブレラ社の東京本部が舞台だからといって、兵隊の背中にカタカナの赤文字で「アンブレラ社」って書いたり、刑務所が舞台だからといって、【プリズン・ブレイク】のウェントワース・ミラーをキャスティングしたりするセンスはどうかと思いました。
中島美嘉が登場したオープニングは【シェルブールの雨傘】にオマージュを捧げたシーンなんだって…どーでもいいー。

スローモーションで引き延ばさなければ一時間を切りそうな薄い内容の映画ですが、パンフレットも「いつアリスを演じるのを止めて、この酷い映画を終わらせるんだ?」というTwitterでのファンから質問にミラ・ジョヴォヴィッチが苦笑いするインタビュー記事以外読むところのない薄い内容。 無駄にデカいのでハッキリ言って邪魔です。