トランスマスター

U・ボートのトランスマスターのレビュー・感想・評価

U・ボート(1981年製作の映画)
5.0
ドイツ潜水艦の航海を描く『Uボート』を、W・ペーターゼン監督が自ら65分長く再編集。海底280mを進む潜水艦の乗組員たちの極限状態での人間ドラマがデジタルサウンドでリアル展開する内容です。潜水艦物は退屈な印象があり敬遠していたのですが、内容は極限状態の人間ドラマです。例えるなら深海の『プライベート・ライアン』。ミリタリー作品に興味のない方でも十分楽します。最近いい映画に当たります(^^)/

◆良い点/注目ポイント
・潜水艦の日常風景や緊急時の移動など全く飽きがこないバランスが秀逸です。
・艦長の冷静さ、人徳、キャパシティーの大きさなど理想の管理職像がそこにあります。『キャプテン・フィリップス』のジャン・レノより凄いリーダー像です。

◆改善点
・なし。ディレクターズカットで視聴しましょう。

◆総括
・もっと早く視聴すればよかったと思うほどの作品です。海中の魚雷など普段見られない映像や、極限の状態での人間模様が見事に表現されていてさらに退屈しない、人におすすめできる数少ない映画です。