U・ボートの作品情報・感想・評価

「U・ボート」に投稿された感想・評価

西松屋

西松屋の感想・評価

5.0
戦争ものとしてほぼ全ての面でディテールが作り込まれている。個人的にはかなり音楽も好み。あと、艦橋のカジキの絵がかわいい。
それはそれとして、ラストシーンがまごうことなき戦争の理不尽さとあっけなさを表現している。この点だけで最高の戦争映画とも言える。初見の時はあまりの素晴らしさに爆笑してしまった。
第二次世界大戦でのドイツ軍の潜水艦、Uボートを扱った作品で、前半は戦争活劇のような雰囲気すらあります。

しかし、悪化していく戦況の中、Uボートのクルーを通じて、戦争で疲弊していく様子が描かれています。

予想していなかった衝撃的なラストで、いい意味で裏切られました。
にしや

にしやの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ディレクターズカット版を視聴。
208分は長かった…

正直前半はちょっと退屈したが、タンカー撃沈あたりからの展開はすごかった。
降下が止まらないシーンの絶望感はやばい。
そして無情なラスト…
海で、潜水艦で戦って来た男たちが、陸で死ぬ。あまりにも皮肉すぎる。

連合側の描写を徹底的に排除したのは、敵が迫る恐怖が増大させててよかった。
あと潜水艦内を縦横無尽に追いかけるカメラワークがすごい!臨場感はんぱない。
がと

がとの感想・評価

3.8
2次大戦に登場したUボートという潜水艦乗組員の過酷な艦内での生活や戦闘を描いた作品。
乗船時には艶やかな顔の乗組員が時を重ねるごとに髭面で脂ギッシュな状態になっていくため、艦内生活がそれだけ過酷であることが嫌でもよく分かる。
本作は限界状態の人間性がより鮮明に描かれているため、他の潜水艦作品に比べて戦闘シーンが少ない。貴重な戦闘シーンもかなり地味。
むしろ「こいつらいつも修理してんな」と思ってしまうくらい機雷やら砲撃やらから回避して損傷箇所を直してという動作を繰り返しているため、潜水艦影からこっそりと無双している映画が観たい人にはあまりオススメできない作品だと思う。
とりあえず機関長が覚醒したら万能すぎるのと、駆逐艦が強い。やっぱり駆逐艦は最高だぜ。
A

Aの感想・評価

4.0
208分のディレクターズカット版を鑑賞。
張りつめた緊迫感の中、計器やパイプ・バルブなどが所狭しと備え付けられた狭い潜水艦内を大急ぎで移動する乗組員を、手持ちカメラで追うカット。死と直面する煙たい密室の中、汗をかいた乗組員たちの顔を不気味に照らす赤や青のライト。潜水艦も艦長もカッコよすぎ。
死の縁からの生還を目指すエンターテイメントな展開でありながら、しっかり戦争映画としての重さも持ち合わせる。まあ、本当に戦争の悲惨さを伝えるならば、エンターテイメントな要素はいらないのかも知れないが。
ただ、長い。135分の劇場公開版があれば、そちらでよかったような気がする。
かま

かまの感想・評価

3.8
ドイツの潜水艦の話し
取り敢えず治してる、治して治して生還する話し
潜水シーンと浸水を治すシーンはかなりアツいので、是非見て欲しい
Yukenz

Yukenzの感想・評価

3.6
ディレクターズ・カット版の208分、ひたすら長い…冒頭のドンチキ騒ぎはあんなに引っ張る必要ある?と思った。
ジブラルタル海峡以降は一気に見入った。密室で逃げ場もなく、死神に運命を握られているような極限の緊迫感が続き苦しくて堪らない。奇跡的に生還したと思った矢先に意地悪な死神がニヤリと顔を歪め、そして牙を剥いた…
ドイツの潜水艦Uボートを描いた戦争映画。ディレクターズ・カットで観たが(208分)さすがに「な、長ぇ~、つれぇ~‼」。そのつらさが長期任務中の潜水艦という狭苦しい閉塞空間を追体験するに丁度良いのかもしれない。

Uボートといえば主任務は通商破壊──敵の補給線を絶ち、兵糧攻めにすること。地味だが、遠浅のバルト海に面したドイツは海軍国家ではないし、「灰色の狼」「深海の英雄」などと評された無制限潜水艦作戦が重要な意味を持つ。とは言え当時航行速度も攻撃手段も乏しいそれらは海上から爆雷を撒かれると為す術もなく逃げ回りながら、休む間もほとんどなくじっと息を潜めて、圧壊する可能性のある深度ギリギリで海中を征く深海生活。その大部分は食事したり歌ったり踊ったり雑談したりの日常を描いている。潜水艦のセットは非常によくできているし、必要以上に男らしさや逆に戦争の悲惨さを押し出してこない、自然な戦争中の兵士の生活感がにじみ出ている。

ウォルフガング・ペーターゼン監督の大ヒット作というと『ネバーエンディング・ストーリー』。戦争モノとは作風がずいぶん違うように思えるが、本作において海中を潜航する潜水艦内と、乗組員が通信だけで聞く外界の戦局の関係は、まるで現実の世界と幻想物語の世界のそれのようである。そして、終局でそのふたつが交わったときには、彼らの長い奮戦がウソのように本作は無情な幕切れをはたと迎えるのだった。
mi

miの感想・評価

5.0
【感想メモ】
運命という大海の中で潜水艦は浮沈を繰り返すが、艦長の魂は確固たるものとして貫かれる
周囲を死に囲まれた潜水艦という極限状況においては、軍隊の規律である命令-服従の遵守がなによりも重要 そのため士官をはじめ全ての乗組員は、艦を構成し動かすための部品に徹しなければならない
しかしそれは矮小な人間になることを意味しない 恐怖心や故郷への感傷といった我を捨て、自分に課せられた役目に自らの心身を投じること それによってはじめて艦長の魂の具現たる潜水艦は生かされる
Masataro

Masataroの感想・評価

3.5
鑑賞したのはAmazonプライムのディレクターズカット版です。

一生懸命作ってるのはすごく伺えるのですが、話が長過ぎて晩酌3回に分けての鑑賞でした。

リアリティは満点だと思います。アイドルっぽいイケメンも出てこなければ、白々しいカッコ良いシーンも特になし。

ただひたすらに匂ってきそうな狭く暑い潜水艦内部を描写しています。

見えない敵の描写も素晴らしく、いるらしいけどはっきり見えない状態が効果的に続いていきます。
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