ハレー彗星が接近のため熱帯夜になる20世紀末のパリは、愛のないセックスで感染するSTBOという疫病が蔓延していた。
アメリカ女に殺されたジャンの借金返済を引き継いだマルクは、親友ハンスとともに、ある薬品会社のSTBO特効薬を盗む計画を立てる。
そして、その計画にジャンの息子アレックスを誘い、参加することにる。
伝染病の設定とかはあまり活かされず、アクションシーンとかもない。四角関係が繰り広げられる疾走感溢れる青春映画。
ラジオから流れるデヴィッド・ボウイの『Morden Love』とともに、アレックスが街を疾走するシーン。
このシーンを見てみたいがために、見たようなものだけど。
額に血が着いたアンナが両手を広げ、まるで飛行機のように滑走路を疾走していくシーンは何を意味しているだろう?
笑顔だったけど。
ストーリーの辻褄が合わない部分もあったけど、ところどころのシーンの残像の刻まれている感覚。