@早稲田松竹
主演はほぼ2人。腕の悪い父親とその娘。嵐が吹き荒ぶ外の世界にポツンとある小屋で2人暮らし。隣には馬小屋もあり、年老いた馬がいる。
って設定なんだけど、その前日に観た「スピリッツ・オブ・ジ・エア」とほぼ一緒。彩りが鮮やかだったスピリッツとは対照的なモノクロの世界。
その2人の6日間を圧巻の長回しで捉えた黙示録的な作品で、ひたすら繰り返される日常行為が徐々に弱っていき、死の暗い影が生活を覆っていく様を観客は目撃する。
驚いたのはこの上映会に親に連れられて小学生くらいの兄弟が来ていたこと。彼らはこの作品を観て何を感じたのか、ぜひ聴きたかった。