ニーチェの馬の作品情報・感想・評価・動画配信

『ニーチェの馬』に投稿された感想・評価

ニーチェの思想は詳しく知らないが、創世記を遡るかのように世界の崩壊を描き、退屈という絶望感のなか人類の築き上げた文明が終局を迎えて行くストーリーラインはニーチェ的ニヒリズムと相反するらしく、そう考え…

>>続きを読む
4.5

目の前にあるものを、そのまま現実として人は認識しているわけではないことを、認識論的に描いたのが『サタンタンゴ』(1994)だとするなら、この『ニーチェの馬』(2011年)に描かれているのは、ポール・…

>>続きを読む
5.0
キャメラの撮影がやばすぎる 動き!!
最高最高最高最高最高最高最高最高
4.5

最近こう言う難しい映画見れてなかったから久々に見た!、ほんと映像がカッコ良すぎる!、何で白黒ってこんなにかっこいいんだろう、多くを語らず静寂に積まれてる感じ?それに映像を通して人生というものを解釈し…

>>続きを読む
(1ショットが)怖いくらい長い
ショットによる「話」の連続性の保証

クラスナホルカイ・ラースローさん、ノーベル文学賞受賞おめでとう

泣きながら馬の首を抱きかえたニーチェの逸話を基に着色したクラスナホルカイ・ラースローの原作をタル・ベーラが映画化
邦訳が殆ど出てないクラスナホルカイ・ラースローがノーベル賞を受賞したので本作を初鑑賞…

>>続きを読む

神は死んだ。人間は存在することを宣告された。日常は儚く、退屈である。風はあらゆるものを呑み込んでしまった。それでも彼らは今日も水を汲み、芋を食べ、火を灯す。彼らは風に向かい合っている。荒れ果てた大地…

>>続きを読む
終末世界の日常生活
本当に生活を描いてるだけだからある意味タルベーラで一番観やすい
ジャンヌディエルマンしかり繰り返される日常生活ってテクノ音楽みたいに癖になる
ジャガイモを素手で食いたい
Tak
3.9
鞭打たれる馬を目にしたニーチェが精神崩壊を起こしてそのまま亡くなった話しの、その崩壊を世界に表した作品。

崩壊しつつある世界と荒廃していく精神が並行して描かれる。外界は絶えず変容し続け、砂塵が土地を不毛へと変えていく一方、内側の生活はジャガイモと仕事の終わりなき反復に閉じ込められている。この齟齬は、時間…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事