このレビューはネタバレを含みます
ジョージ6世のことは知らなかったけれど
コリンファースの魅力とともに素晴らしい記憶となった
ジョージ6世は先日崩御された
エリザベス女王(2世)の父君である
吃音に苦しみ
幼年時は気弱な少年だったという
巡り巡って王位に就くのだから人生は分からない
またしてもナチスドイツの台頭する
第二次大戦の映画を鑑賞してしまった
それにしても静かで品のある世界だった
例え彼が取り乱して
言葉が荒れ
乱暴に
自暴自棄になっていた頃があったとしてもだ
王族としての品性がかけることはなく
鑑賞者としても身内になったかのような
家族になれたかのような
誉れな気持ちで彼を見届けることが出来た
私だって緊張する
人前に立つのは得意じゃない
1/小学校の運動会でのスローガンコール
(朝礼台に立ち全校生徒を先導しなければならなかった💦あれは向いてなかった)※全校900人
2/中2キャンプでの朝の会/開会の言葉
※学年300人
3/披露宴でのウェルカムスピーチ※100人
4/同窓会での終わりの言葉※150人
※は聴き手の数
そうしたことは
かわそうと思えばかわせたのに
結果全てやることになった
全てそれなりには緊張したのでよく
覚えている
でも、経験が人を変えるのか
始めの2つでド緊張したり
大失敗したと思えたのか
後の2つはそんなに
失敗しなかったと思うし
開き直れたから不思議だ
人生、なんでもやってみるものだ
私は文章を書くのもそれなりにそうだが
「人前で話すことほど自分に向いていないものはない」
と思ってきた
しかし本作の
ジョージ6世(コリンファース)の
吃音(奮闘)を見て
人生は克服するに値すると
改めて思えた
素晴らしい映画だと思う