たま

英国王のスピーチのたまのレビュー・感想・評価

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)
4.0
トム・フーバー監督は「エリザベス1世 愛と陰謀の王宮」の時代考証、美術(と主演のヘレン・ミレン)が素晴らしく、その彼がまたイギリスの王宮モノを撮ったというどけでもう信頼度は500%くらいになっちゃいます。

エリザベスは超然とした王の存在感を存分に発していたけど(それゆえにドス暗い恋愛の感情が際立った)、こちらは一人の人間の物語、誰の目からも特殊で抗いがたい人生を生きているけれど、私の人生だってままならないことは十分にあり、立ち向かうべきは自分一人であり、その原動力は人との関わりであるんじゃないかなと。自分に投影して観ることができてビックリしました。
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