いぐあな

英国王のスピーチのいぐあなのレビュー・感想・評価

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)
3.8
ジョージ6世って誰?なんだけど、現エリザベス女王のお父さんと言われれば、誰もがあぁ!となるはず。

時は1920年代イギリス、ジョージ5世の治世。
第一皇子はディビットことエドワード8世。
その弟で第二皇子であったのが、主人公バーティことジョージ6世。
幼少期から吃音を抱え、人前に出ることにコンプレックスがあった。
家族は妻とふたりの娘、エリザベス2世(後のエリザベス女王)とマーガレット。
王位継承の予定がなかったバーティがジョージ6世となり、第二次世界大戦を迎えるまでが描かれる。
これだけ押さえてから観ると、より歴史がリンクして楽しめる!

王とならねばならないバーティの吃音治療、妻がたどり着いたのが言語療法士ライオネル。
信頼関係ゼロの険悪な雰囲気からはじまるも、特訓をしながら段々と気持ちを通わせ、その原因を紐解き、友情を育むふたり。
ついにはスピーチをこなせるように。。
事実なので、ましてや近代王族の話なのでそこまで大きな脚色はないが、バーティとライオネルの会話の所々に、惹かれるものがある。
時に叱咤激励し、懸命に旦那を支える妻エリザベス1世の存在もまた良い。

イギリス王室という空間を垣間見た気分。
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