けーな

タロットカード殺人事件のけーなのレビュー・感想・評価

タロットカード殺人事件(2006年製作の映画)
4.4
ウディ・アレンがロンドンを舞台に作った3部作のうちの2作目。以前観た、1作目の「マッチポイント」が面白かったので、今作も観た。これもまた、ミステリー仕立てで、とても面白かった。 

1作目に引き続いて、スカーレット・ヨハンソンが出ているけれども、話は、全く別物。1作目で、お色気全開だったスカヨハが、今作では、ジャーナリストを目指す大学生の役で、メガネをかけて、歯の矯正もしている地味な風貌。そんな雰囲気が、逆に可愛かったし、演技も、巧いなと再認識。

私は、ウディ・アレン作をそんなに沢山観たわけじゃないけれども、ウディアレン本人が出演している作品は、どうもあんまり好きじゃないなと感じていた。あの、喋りまくる雰囲気があまり好きじゃないのと、笑いのツボも理解できなくて。しかし、今作は、ウディ本人も出てきて、案の定、喋りまくっているけれども、面白いなと思えた。スカヨハとの掛け合いも、いいなと思えた。

ヒュー・ジャックマンも、良かったけど、イギリス貴族の役なので、もっとイギリス人らしさが漂う俳優に演じて欲しかったなと思う。ちなみに、ヒュー・ジャックマンは、オーストラリア出身だってこと、今回、調べて、初めて知った。

ラストのオチが、良かった。こういうの、けっこう好き。
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