ayappe

セカンドバージンのayappeのネタバレレビュー・内容・結末

セカンドバージン(2011年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

みなさんが仰っている通り、ドラマを見ていないとさっぱり…しかもドラマを見ていた方からも低評価。うーん。

製作者…脚本家もしくは演出家が、自分の世界観に酔っているのが手に取るようにわかって残念だった。このセリフを言わせたかったんだろうなー、とか、このシーンをこういう風景の中撮りたかったんだろうなーとか。

最後の「覚えていることが勝利」の台詞、言ってる中身は素晴らしいんだけどこれもドヤ感がすごすぎて、悪い意味で演劇みたいになっていた。急に役者がナレーションを素で語り出したみたいな。

長谷川さん目当てで見たんだけど、デキル男の役が板についてなさすぎたなぁ。後半のクズっぷりは「安定の」って感じがしたけど、転落ぶりがあまりに絵に描いたようなベタな感じでギャグに見えてしまった。

唯一良かったのは、「ひとりで死にたい」って言ったあとに京香さんが出て行ってしまった後の「あ…どうしよう…ほんとに行っちゃった…いや、でもこれでいいんだ、俺はクズだから…でも…」っていうかわいそうな表情。

あ、最後にちょうちょが生き返ったのはなんで?!死に打ち勝っちゃってたけどなんで?!あれが「愛」の象徴ってことかなぁ。肉体死すとも愛は死なず、みたいな。たましいの象徴ってことか。唐突すぎてこれもギャグだった。

うーん。あの豪華キャストにしてこのおもしろくなさ。逆にすごいのかもしれない。これはこれですごいものを見た。うむ
ayappe

ayappe