NaoHarada

グラン・トリノのNaoHaradaのレビュー・感想・評価

グラン・トリノ(2008年製作の映画)
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いやぁ、イーストウッド武士道映画あっぱれ!イーストウッドの映画における日本からの影響をものすごく感じた一本でした。

劇中で気になったのは、「アメリカ人たるや」とは何か。
この映画に出てくる「アメリカらしさ」とは人種によるものでは無い。
主人公もポーランド移民、隣人もモン族、メキシコ移民にイタリア移民…。などなど、生粋のアメリカ人なんてものはネイティヴアメリカンしか本当は居ない。その中で何を信じて、アメリカでどう生きていくのか。メキシコ移民が悪、モン族が悪、と言う事ではなく、アメリカ人たるやを理解して暮らす事を求められるのが、アメリカだと感じた。