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女王蜂のIdeonのレビュー・感想・評価

女王蜂(1978年製作の映画)
3.0
資産家の大道寺家の別邸で遊佐という男が殺された。数日前に届いていた脅迫状には、一人娘の智子を京都の実家に呼び寄せると、流血の惨事が起こるとあった。調査を依頼された金田一耕助は、智子の母親の琴絵を巡る人間関係に注目し、19年前の変死事件を調べ始める…というお話。
横溝正史の金田一シリーズの映画化4作目。キャスティングのパターンで、犯人は出演者の中で一番の大女優で決まり、と客に見切られるようになったので、過去作の犯人勢揃いの豪華キャストになっている。確かに最後まで結末は読めないが、かなり込み入った謎解きになっており、テンポが悪い。カットつなぎもダイジェスト風でキレが悪い。タイトなスケジュールでかなりの部分を別監督が撮ったからだろうか、完成度が今一つな感じがする。
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