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ガルシアの首のmasaのレビュー・感想・評価

ガルシアの首(1974年製作の映画)
4.0
サム・ペキンバー監督の代表作。

メキシコの大地主の娘を妊娠させた男が100万ドルの賞金首になる。
男の名前はアルフレード・ガルシア。

その話を聞いた貧乏暮らしの、アメリカ人のピアノ弾き、ベニー(ウォーレン・オーツ) 。
ガルシアが既に死んでいて故郷に埋葬されていると知ったベニーは、恋人のエリータ(イセラ・ベガ)を連れてその墓を暴き掘り出し首を取り出そうとするが。。

挫折と失望と怒りに疲れきったウォーレンの佇まいが何故かかっこいい。

全てを失ったウォーレンが後半からクライマックスでとうとう爆発する。
ペキンバーのスローモーションで描かれる殺戮劇によけい、虚しさ、悲しさを感じる。

物事うまくいくかどうかは重要ではない。
最終的に意地を通すかどうかが男にとっては一番大切なことなのだということなのだろう。

とにかく名作でした。
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