はやと

ダウン・バイ・ローのはやとのネタバレレビュー・内容・結末

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

再鑑賞


ジャームッシュの良さ前回の一本。


ジャック・ザック・ボブの凸凹トリオがめちゃくちゃ好き。

仲違いして別行動取ろうとするけど結局元の場所に戻ってくる二人が良い。
ジャームッシュ作品全てに共通して言えることだけど、作中で大きな出来事が起こるわけでもないのにずっと面白いのはなんでなんだろう。
今作に関してはおそらく最大のビッグイベントである脱獄シーンはカットされていきなり逃走してる。

ハメられて無実なのに刑務所に入れられたジャック・ザックの二人と、事実はどうかわからないがビリヤード玉を投げて大男を殺したと自称するイタリア人のボブ。
ジャック・ザックも素敵なキャラなんだけど、今作はなんと言ってもベニーニ演じるボブがやはり凄い。
『ナイト・オン・ザ・プラネット』でもそうだったけどベニーニの放つオーラは作品全部をポップにしてくれる。しかも緩い感じのポップさで心地良い。


白黒だからこそ作品のスピード感がより緩やかになって唯一無二の雰囲気になってるんだろうな。

何度観ても最高の名作。
はやと

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