はやと

ザ・スイッチのはやとのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

冴えない女子高生と殺人鬼の体が入れ替わってしまうというB級設定ながら、殺しのバリエーションや会話劇でここまで面白くなる凄さ。


ミリーの体に入ったブッチャーが殺す人たちがもれなく全員腹立つ奴らだからスカッともできるし意外とグロくて満足。これでR15か。R18にしてもっと残酷にしてほしい。

ブッチャーの体に入ったミリーもわかりやすくコミカルに徹しててホラー要素を薄めてくれて最早コメディ、だけどそれがいい。


100分と短い尺ながら、友情やら家族愛やら恋愛やら、詰め込んでるけど全部しっかり丁寧に演出してくれてるおかげで雑さがあまりない綺麗な纏まり方だった。
ただ、姉との関係性がもっと丁寧に描かれてたら良かったかも。思ってた以上にキーパーソン的立ち位置だしそれがあればもっとスコアは高かったかな。

ブッチャーの最後はあのパーティ会場じゃなく家族でトドメを指すのはかなり良かった。
最後は作中でも出てきたあのセリフで終わってスパッとエンドロールに入るのも格好いい。


『ハッピー・デス・デイ』シリーズ同様に、ホラーだけどコミカルに演出してくれてるおかげで観る人を選ばない観やすい作品になっていてかなり信用できる監督だなと改めて再認識。
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