[20230101]押井監督は自衛隊のクーデターを度々描いてたそうだけど、「平和ボケした日本に喝を入れる」みたいな（それ自体は割と昔から存在する）テーマを使って、本格的な戦闘シーンのある社会派映画をやってて面白かった。HUDや航空レーダーの表現にCGを使っているそうだけど、暗闇などでぼわっと光る画面が安っぽくなく作られていて、閉鎖的な空間の表現と相まって臨場感があった。
F-16J（架空の機体名っぽいけど現実ならF-2か？）などで攻撃したと疑われた三沢基地に対して、警察が独断で基地司令官を連行する展開とかは少しきな臭すぎると思ったけど、かつてチリの国家転覆とかをやっていたアメリカも糸を引いていた設定なら、それなりにリアリティのある話になっているのかなと思った。
