彦次郎

時をかける少女の彦次郎のレビュー・感想・評価

時をかける少女(2006年製作の映画)
3.7
短髪超ミニスカで元気溢れる高校生マコトがタイムリープ能力を得る事で葛藤するSF青春恋愛アニメ。筒井康隆氏の小説が原作で実写版もあります。
女1人男2人(チアキとコウスケ)でキャッチボールを楽しむ姿を見ていると暗黒高校時代を満喫した身には辛すぎますが観ていくとリア充なりの悩みが伝わってきました。タイムリープの使い方の邪心の無さと使い所の下らなさは高校生とは思えませんがそれだけ汚れていないという事でしょう。個人的にはマコトの性格が少し勘に触ってしまいましたが事件を通して成長していくのは切なさもあり素敵でした。
タイムリープの真相が明らかになるところはサスペンス要素があり作品中1番見応えがありました。
作中でタイムリープを知っている女性がいて理由については謎のままでしたが後で知ったところによるとキチンと原作繋がりがあるとの事で粋な計らいだと思います。
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