オースティン

リトル・ダンサーのオースティンのレビュー・感想・評価

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)
4.2
初めに言っておく。これは素晴らしい映画だ。

舞台設定が良い。時代は、サッチャー政権によるの大失業時代と設定されており、炭坑しかない田舎の街が舞台だ。

イングランドの中でも「田舎」の北東部。その中の地方都市の1つであるダラムにある、更に田舎の地域が物語の舞台でなのだ。

だからだろうか、映画全体のトーンは決して明るくなく、随所に泥臭さを感じる。

少年がバレエに出会って成長していく・・・。あらすじだけ見ると、『よくあるストーリー』かと思うが、そこに、地域の実情と、親子の話が絡み・・・、とても良い話になっている。

全体的な雰囲気には、『シング・ストリート』に通じるものがある。楽曲も何曲かは、同じものが使われていた。