仁

散歩する惑星の仁のレビュー・感想・評価

散歩する惑星(2000年製作の映画)
4.0
多幸感の対義語ってあんのかな、多不幸感?1時間半ずっと多不幸感に満ち溢れてた。もうどうしようもない閉塞感&これっぽっちの彩りすらない絶望の中、哀しいユーモアだけぽつぽつ出てくる。あまりにも陰気なオーラを放つオジサンたちには「がんばれ」という言葉をかける気にもならない。

最後の場面、引きの画角で大量のエキストラ使うのアートすぎて痺れた。画面で煽ってこないセンス憧れる。

【オジサンが放つ素晴らしい諦観】
「我々に出来るのはせいぜい運命に手抜きをお願いすることだけだ...」
仁