故ラチェットスタンク

血と砂の故ラチェットスタンクのレビュー・感想・評価

血と砂(1965年製作の映画)
4.3
これほど音に拘った作りでありながらタイトルに一切の反映が無いのは何事だと見進めていたら末尾で全て納得した。どれだけ誇りや敬意を持ち、精神性が純朴であろうとも戦場には"血と砂"それしか残らないのだ。劇画的作りが逆説的にもその現実を知らしめる。
-その日、8月15日。