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青年の椅子のYAZのレビュー・感想・評価

青年の椅子(1962年製作の映画)
3.3
熱血サラーリマン裕次郎観る
共演 芦川いづみ

高度成長期の大手電機会社内権力
闘争に巻き込まれる青年社員
取引先専務と手を組む総務部長が
ライバルの営業部長の失脚目論む
がの話

原作源氏鶏太
取引先接待で熱海温泉へ一泊旅行が高度
成長期ならではで豪勢といえば豪勢
ハッピ着た接待係の裕次郎と先輩社員の
いづみ様
接待係も手慣れたいづみ様は裕次郎に
テキパキと指示出しするサッパリ系女子

勧善懲悪捕物帳のように裕次郎が悪玉を
バッサバッサと切り捨てる
悪玉部長と手を組む取引先専務部下の
若手社員と二人して中年層を退治する。
部下が上司の不正を暴くというのが新し
かったのかもしれません

本作も脇が豪華で悪玉部長に滝沢修
ライバルの善玉部長に宇野重吉
劇団民芸の重鎮二人のガチ共演は見所
アリです。芦田伸介、東野英治郎も

いづみ様悪玉退治には参加しないので
後半になると登場シーン失速してしまい
裕次郎サラリーマンモノ「堂堂たる人生」
ほどの出演ではなかった
お決まりのロマンスでラストは会社屋上
で裕次郎といつものように爽やかな二人

恋と活劇の王道娯楽作でありま
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