あきら

春夏秋冬そして春のあきらのレビュー・感想・評価

春夏秋冬そして春(2003年製作の映画)
5.0
私の初ギドクがこの作品だったので、本気で度肝を抜かれましたよね。
天才って…いるんだよなと。

なんと言っても映像そのものが素晴らしすぎて。
湖に浮かぶ寺の四季、息を潜めてただただ見入ってしまう。言葉とかを必要としない、そういう描き方ってできるもんなんだな〜

役者が変わりすぎて一瞬「誰?」ってなりますけど、そんなのも超越してる。
説明的ではないし、押し付けがましくもないのに、深いものを訴えかけてくる。
しかも毒も生々しさもあるのに、印象として実に澄んでいるとか意味がわかんない。
こういう世界観は。宗教的としか表現できないもんなんですかね?

冬のとこだけ ちょっと微妙な気もしましたがでそんなの些事。
にゃんこの尻尾を筆にするのは新しいなと思います。
そして、このイメージが『弓』にも繋がっていくような気もします。


たぶんこの先も私のオールタイムベスト。
あきら

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