じゅん16g

月に囚われた男のじゅん16gのレビュー・感想・評価

月に囚われた男(2009年製作の映画)
3.5
月面のエネルギー採掘基地でたったひとり3年間の契約勤務をしている主人公は、地球で待つ妻と娘に会うことだけが心の拠り所。
あと数週間で満期を迎えるというところで事故にあってしまい、目が覚めると…と行った話。

約5年振りの再視聴。内容を忘れた頃に観るのもいい。
AIのガーティとの掛け合いがどこかインターステラーを思わせて好きだ。AIなのにどこか人間臭い、なんて素敵なんだろう。

ほぼサム・ロックウェルの一人芝居みたいなものなんだけど、中盤から登場人物が増えて(厳密には増えていない)物語が違う方向へと動き出していく。
やはり自分は宇宙ものが非常に大好きで、荒唐無稽なSFも好きだけれど、今作のような近未来に実現可能な範囲のSFが特に大好物。
ど迫力の映像美などに頼っていないあたりも好印象。また数年後、忘れた頃に観よう。