軽率

月に囚われた男の軽率のネタバレレビュー・内容・結末

月に囚われた男(2009年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

はぁ…良い映画だった。しんどいはしんどい、納得したハッピーエンドだとしても。彼だからこそ、つまり自分だからこそと考えて託した気持ち。一緒にいたのが彼だからこそ、死にゆくときに写真や映像じゃない本当のテスの思い出と共に逝けたのかな…と思っていたので、あのサムの視点で脱出していくポッドが見えた時、息がつまった。全然話は違うんだけど、ほんの少し『ガタカ』を思い出した。
人殺しなんかできない自分のことをよくわかっているところ、ガーティの"Kick me"を剥がすところも好き。ガーティも何だろうね、それがサムにとって…これまでの無数のサムと今のサムにとって…正しいとわかって行動したみたいなところが、さみしくて良かった。
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