KANA

月に囚われた男のKANAのレビュー・感想・評価

月に囚われた男(2009年製作の映画)
4.0
久々に近未来・宇宙のSFを鑑賞。やっぱりこの世界観大好き。その設定からサム・ロックウェルの一人芝居に終始するわけだけど、内容がとっても切ない。その切なさは『ガタカ』を思い出させる。人工知能ガーティはキューブリックの『2001』(私的に“神”映画!!)のHALのごとく哀愁を帯びている。BGMとして流れるモーツァルトのK.299アダージョもこれまた好きな曲。宇宙空間だとそのとろける旋律がまた映える。殺伐とした合理主義を描く内容の一方、雰囲気を楽しめて満足!
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