れもん

るろうに剣心のれもんのレビュー・感想・評価

るろうに剣心(2012年製作の映画)
3.5
『キングダム』のレビューで名前を出して比較している人が多く気になっていたため鑑賞。

うーん…
私的には、『キングダム』の圧勝だった。

でも、この評価は、『キングダム』の原作漫画は読んだことがないけれど『るろうに剣心』の原作漫画は全巻集めて読んだことがあるという個人的な事情もおおいに関係しているかもしれない。

絶賛されているアクションは確かに良かったけど、キャスティングがところどころ残念だと感じた。

ずっと、恵は蒼井優じゃないし左之助は青木崇高じゃないと思いながら観ていた。
恵は大人っぽい正統派美女のイメージだけど、蒼井優は童顔のファニーフェイスで真逆の印象。
しかもなぜか謎の麻呂眉だったし…
イメージ的には沢尻エリカあたりが適役な気がした。
(ただ、撮影が2011年なので彼女はちょうどゴタゴタしていた時期かな)
また、左之助は豪快ながら色気のあるイメージだけど、青木崇高だと豪快に振り切りすぎというか色気がなさすぎというか…
須藤元気とのバトルシーンは観ていて楽しかったけど。

逆に、薫と刃衛のキャスティングは意外ながらも悪くなかった。
薫は原作漫画を読んでいた時は子供ながらに「恵や操や巴のほうが魅力があるのに、なんで薫がメインヒロインなんだろう」とまで思っていたのに、武井咲の圧倒的な可愛らしさによって魅力的に感じられた。
(猫と戯れるシーンは明治の女子じゃなく平成の女子すぎたけど)
また、吉川晃司の刃衛はビジュアルがかっこよすぎるけど、この映画のラスボスにふさわしい貫禄だったと思う。

佐藤健と江口洋介はハマり役だったし香川照之は流石の怪演だったから、キャスティングが全て悪いわけではないんだけど、とにかく恵と左之助が…
メインキャラのキャスティングが二人も引っかかると映画に集中できなくなる。
なんなら弥彦も幼すぎた気がするし。
(ちなみにエンドロールまで燕が永野芽郁だったことには気づかなかった)

↑このレビューを書いた後に調べてみたら、蒼井優自身も「自分がプロデューサーだったら、蒼井優には絶対演じさせない役」と語っていたみたい…
https://moviewalker.jp/news/article/32506/

【2019.05.23.鑑賞】
【2019.05.23.レビュー投稿】
【2024.03.05.レビュー最終編集】
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