すずき

リーサル・ウェポン4のすずきのレビュー・感想・評価

リーサル・ウェポン4(1998年製作の映画)
3.5
ロス市警の危険コンビ、リッグスとマータフは、偶然発見した不審船に踏み込んだ。
そこは、中華マフィアがアメリカで強制的に労働させる為の大量の人間を積んだ、現代の奴隷船だった。
同じく奴隷として連れられてきた黒人の歴史から、彼らにシンパシーを感じたマータフは、警察にも秘密で彼ら密入国者の一家を匿う。
だが、その事を知った中国マフィアはマータフの家に押しかけ…
バディアクション映画シリーズ最終章。有終の美でした。

まずオープニングからブッ飛んでる。
火炎放射器を持って街で暴れる「ロボコップの親戚」に偶然出くわした二人は、銃弾も効かない鋼鉄の身体を車で轢き殺そうとする…という意味不明な冒頭。
正体不明、目的不明のロボコップは、何かの伏線かと思ったけど、そんな事はなかったぜ!ワケわからんが楽しけりゃいーのだ!

前作までは悪役にイマイチ魅力がなかったけど、今作は悪役にジェット・リーを起用!
キャラ立ちしまくりで、若干主役も食い気味だ!
そしてもちろん、アクションはキレキレ。
一人だけ出てくる映画間違えたんじゃないの?っていうぐらいのアクションに、リッグス&マータフは勝てるのか!?
これはもはや、ハリウッド映画vs香港映画だ!
実際見ていて何度も(アカン)と思ったし、主役補正がなければ負けていた、香港なら死んでた。
最終作にふさわしい最強の敵ですな。

シリーズ恒例の「1,2,3」ネタも最後まで引っ張るし、毎度扱いが悪いレオ・ゲッツにも救われるシーンあるし、マータフ邸の被害もシリーズ随一だし、とにかくシリーズ最後まで見てよかった、な映画でした。