あんちゃん

最強のふたりのあんちゃんのレビュー・感想・評価

最強のふたり(2011年製作の映画)
4.0
ハリウッド映画とは違う
洒落たフランス映画。
「アメリ」もそうだが
フランスは日常を極上に
代えてくれる国だ。

ハンディキャップがあろうと
人生を楽しむ姿は、軽やかで
美しい。

「間違いをしないで生きる」
という人生訓で生きてきた
のに、突然の病気で人生を
狂わされて、薬を飲み続け
なければ生きてもいけない。

新しく介助人になった男の
「利己的な自由さ」への憧れ
は、「間違いのない人生」
を送ってきた反動だ。

生死の縁に立っているいま、
どうしてもやっておきたい
「自分の殻を破る」こと。

そのときがきた。

人の価値は、相見えない
ものでも認め、内包する
大きさで決まるのか。

残された人生を笑って
生きる。
その姿は美しい。
あんちゃん

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