あんちゃん

her/世界でひとつの彼女のあんちゃんのレビュー・感想・評価

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
4.0
「男と女に友情は成立する
のか」というフレーズの
映画「恋人たちの予感」。

人は愛を試されるのが
好きらしい。

映画の題材としては
魅力的な題材で、今回は
OSとの恋愛を試される。

代筆屋という愛をことばで
表現する達人が、
コンピュータの声質、
ボキャブラリー、感情に
こころを奪われて夢見ごこち
になって行く。

愛を商売にしている男が
無償の愛を手に、十代に
戻ったかのよう。

だが、恋愛は恋敵に勝ったり、
ときにはつまずいたりする。
そこに価値を見出だすのでは
ないか。

少年が本当の愛をみつける
ための通過儀礼で、ふと
オンナの匂いに気がついた
とき、少年はオトコに
なってゆくことだろう。

最後に使用上の注意
オトコというもの彼女に
相応しくなっているか
どうか、日々確認が必要だ。
あんちゃん

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