みのる

最強のふたりのみのるのネタバレレビュー・内容・結末

最強のふたり(2011年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

自分がもしフィリップのように首から下がマヒしてしまい、自分の力で動くことができなくなってしまったとしたら、何を楽しみに生きるのだろう?
また、自分の身近な人がもしそうなってしまったら?
そんなことを考えながら見始めた。

ドリスは、フィリップの立場、年齢、障害、すべてに無頓着で、しかしそれがフィリップにとっては心地がいい。ドリスのそういった接し方で、フィリップも自分のしがらみに次第に無頓着になっていく。

飛ばした車の窓に映る光、広大な山でのスカイダイビング、そして早朝の海、どれもがとても美しくて、二人と同じように自分も感動してしまった。お互いの趣味に歩み寄る過程もとても楽しい。

文通相手に自分の障害を打ち明けられないフィリップに胸がぎゅっとなったけど、ドリスの計らいで相手と実際に会うことができてとてもよかった。多少強引でも、背中を押してくれる友人はいいものだなあと思った。
みのる

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