やむちゃ

未来世紀ブラジルのやむちゃのレビュー・感想・評価

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)
3.6
備忘録
1986.10にOS劇場で鑑賞。
同時上映はバイオインフェルノ。

テリー・ギリアム監督作品。
未来の徹底した管理社会が舞台。公務員(情報局?)に務める主人公の現実と夢、空想(妄想)が交差するお話。

主人公が好きになった女性(後半恋人になる)と空を飛んだり、日本の鎧兜の侍が登場したりと夢のシーンが、現実のシーンの間に挟まれる。
管理に反発するテロリスト(ロバート・デ・ニーロ)も忍者のような雰囲気。

ラストシーン、主人公と恋人が敵(管理社会)から逃げ切れて良かった…と思わせておいて、どん底に突き落とされるバッドエンドには驚いた。

「訳がわからない」とか「難解」と言われているようだが、ボンクラな脳みそのおかげか、当時は特にそう感じずに楽しめた。

この映画の後に同じ劇場で、先行オールナイトで「悪魔のいけにえ2」が上映されることになっていた。
貧乏だった私と友人は、劇場内に隠れておいて「只見(ただみ)」しようと企んだ。
ある場所(秘密)に上手く隠れて、見つからないまま時間(30分程度だったと思う)が過ぎた。
が、いよいよオールナイトの客を入れようとしている時に見つかり、つまみ出されてしまった。
劇場のおばちゃんにこっぴどく叱られたが、警察に突き出したりはせずに許してくれた。
おばちゃん、あの時はごめんなさい、そしてありがとう。
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