はますけ

未来世紀ブラジルのはますけのレビュー・感想・評価

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)
4.3
「一九八四年」みたいなディストピアあふれる世界
優秀な官僚から反体制のダークヒーローになるまでが丁寧に描かれて、夢想の自分に少しずつ重なっていくのが良くも悪くも滑稽になるのが悲しい
全体通して鳴り響く「ブラジルの水彩画」が、ほんとに執拗なぐらい登場するけど、ゆったりしたラテンな音楽と描かれる全体主義国家の世界観とのかなりのギャップが何度も音楽が流れる事でとてもつない空虚さを生み出していて、ある種の絶望感となるのが良い
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