QRRmoristudio

未来世紀ブラジルのQRRmoristudioのネタバレレビュー・内容・結末

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

時代の所為か、この映画だからか、セットのライティングの恣意っぷり、強引さがたまらなく味になっており良い。
火焔放射がサムライのお腹から噴き出したり。

The Stanley Parableとかポールトーマスアンダーソン的だが、モチーフがゴリゴリというのがガチ。
意匠に掛けすぎ。最高。
映画が今よりもずっと力を持っている。

テンポの良さ、凄く重要だと思った。
世界観系は視聴者を置いてきぼりにしてなんぼだ。じっくりやられてはたまらない。真似したい。

若返りを求める母が母性を失っていくの良い。

最後(のひとつ手前)、念願の外ロケ。
流石に綺麗で心震える。

クリーチャーや拷問機械やサムライ。視覚優先のモチーフが鮮烈で話にグルーブをもたらす。