コミヤ

ミツバチのささやきのコミヤのレビュー・感想・評価

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)
4.5
初ヴィクトルエリセ。
wikiによれば、政府の検閲避けるために説明を排した象徴的な物語になっているそうで、この一回のみではそれぞれの象徴が何を意味しているのか理解しきれなかった。
子供が通過儀礼的に現実と虚構を行き来するというのは映画でよく見るモチーフであり、本作では現実と向き合いつつも、虚構の力を忘れてはならないというメッセージが込められているのではというくらいにしか感想を持てない。

内容云々は置いておいて、本作の演出、撮影、照明等あらゆる構成要素から産まれる映画的豊かさを堪能するだけでもスコア4.5は越える。そして主演のアナ・トレントが可愛い。とにかく可愛い。この子が映っているだけで幸せ。キャスティングで優勝。こんなに澄み切った純粋な目見たことない。
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