塩

パラノーマル・アクティビティ2の塩のレビュー・感想・評価

3.5
幸せな四人一家を襲う、血縁の定め。

一作目の前日譚。
説明っぽさも無いのに、しっかりと一作目の理由づけになっていて好印象。
正直、『パラノーマル・アクティビティ』シリーズがここまで真剣に舞台を描いていたのかと驚きました。
公開当時は勘が鈍く、巻き起こる現象をただただ眺めていただけだったので、改めて見返して良かったとしみじみ思う。

定点カメラの数も前作の一台から五台と飛躍し、人感センサーライトや飼い犬などの新しい要素も盛り込まれており、演出の幅の広がりは前作との大きな差別化を図れています。
ホラーをシリーズ化するのは中々難儀なもので単発の方がウケやすいとは思うけれど、これだけ制作意欲の高さを見せつけられるとは思いもしなかった。
時間配分も相変わらず上手いので、観客を飽きさせることなくエンドクレジットまで辿り着かせてくれる。

冒頭からなんとなく『ハングマン』の雰囲気を感じていたけど、もしかして本作をオマージュしてるのかな〜。
塩