ポパイ

善き人のためのソナタのポパイのレビュー・感想・評価

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)
3.5
目の前で泣きわめく容疑者に声を荒げることなく、また上司のジョークに対しても眉ひとつ動かさずに媚びることもなく。
社会主義の是非を疑うこともなく信じて、機械のように冷徹に職務を全うする秘密警察局員。
そんな主人公の心が、監視対象への盗聴を通して変化していく様を描いた話。

面白い設定でした。
淡々と静かに進む話でなかなか楽しめたけど、期待したほどではなかったかな…

ただし、ラストは良かった~。
主人公の最後の一言。これを聞くための140分だった。
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