能面のように無表情な”シュタージロボット”(!)が、次第に人間の顔に。
力にものを言わせて邪な欲を満たそうとする上司の醜さを見る一方で、監視する反体制の世界(芸術、クリスタ、友と議論をたたかわすいきいきとしたひととき...)に魅了されていったヴィースラー(疑うことなく体制側の人間として生きてきただろうに!)。
終盤の彼の大胆な行動に拍手!(悲劇を避けることはできなかったけど...)
「私のための本だ」
誇らしそうなラストシーンの”善き人”の表情が印象的だった。
♢お気に入りのシーン
「名前は?」
「ぼくの?」
「.....ボールのだ」
「ボールに名前はないよ」