土偶

善き人のためのソナタの土偶のレビュー・感想・評価

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)
3.8
大の大人を何人も使ってどうでもいいことを48時間かけて尋問するとか、一人の人間を24時間体制でひたすら監視するとか、人的資源の無駄遣いの創造性の欠片もない本当の意味でのブルシットジョブだとつくづく思う。
理解されず報われない好意と善意、そして癒やされることのない孤独を生きる主人公の表情が沁みる。これはドイツ語が似合う映画だ。
ロビン・ウィリアムスが出てた「ストーカー」を思い出したけどあちらのほうは資本主義的にキモいけど、こちらは社会主義的にストイックな感じ。
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